2022年7月上旬、シンガポールに旅行に行ってきました。現地で丸4日の滞在でした。
独断と偏見によるオススメなので、結果的にお金をかけずに楽しめるスポット紹介みたいになってしまいました。
なのでセントーサ島のUSJなんかは登場しませんし、そもそも行っていません。ご了承ください。
おすすめスポット
Botanic Garden (ボタニックガーデン)
めちゃくちゃ広い世界遺産の植物園、Botanic Garden(←Google mapsリンク)
長時間歩くのが苦手でさえなければ、全ての人におすすめできます。
あらゆる種類の植物に加えて、野生の動物とも遭遇したりできる、ほとんど自然のままの姿を体感できます。
何よりすごいのが入場料が無料なところ。自由に出入りできます。
自然がそのまま残っている?ようなゾーンと、コンセプトに沿って造園された所が様々あります。
全長1mはありそうな大きなトカゲ?に3回も出会いました。日本ではまず見られない大きさに興奮。
他にもニワトリやリスはたくさんいました。
一部、蘭園(ORCHID GARDEN)だけは有料です。
大人15ドル、学生と60歳以上は5ドル、12才以下無料でした。
私は学割が使えたので入りましたが、内容的に15ドルはちょっと高いかも。
蘭に特別な思い入れがなければ、わざわざ入らなくても他の無料ゾーンで十分楽しめます。
蘭園は見るのに30分かからないくらいの広さ。温度管理された涼しい屋内の蘭が一番綺麗でした。
私は相当歩くのが得意な方ですが、ボタニックガーデンを一度で全て回り切るのはムリでした。(この日は3万歩以上歩いた)
無料でここまで楽しめるとは、本当にコスパが良いなと感じました。
ぜひ訪れてみてください。
Gardens by the Bay(ガーデンズバイザベイ)
有名なマリーナベイサンズホテルの隣にある、こちらも巨大な植物園。Gardens by the Bay
アクセスはMRT(地下鉄)のBayfront駅から地下通路を通って徒歩7〜8分ほどです。
埋立地とは思えないほど、豪華な植生が無料で観られます。
特に良かったのが、Sun Pavilionという様々なサボテンを観られるコーナー。
初めて見る珍しい、変な形のサボテンばかりで、面白かったです。
他にも、赤で書いたラインを歩いてみると様々な植生が見られて楽しかったです。オススメ。
有料のCloud Forest・Flower Domeは入って後悔。
ガーデンズバイザベイ内にある、有料施設のCloud Forest・Flower Domeは微妙でした。
なぜかというと、無料で観られるボタニックガーデンの劣化版だったからです。
一言で言うと「しょぼい」
展示されているものは被っているし“作り物感”が強くてあまり惹かれませんでした。謎のアートとか。
正直2,800円の価値は感じなかったです。
施設内はかなり寒いので注意です。半袖短パンでは結構きついです。
ちなみにネットで決済して入口でQRコードを提示すれば直接入場できます。
現地のチケット売り場で並んで無駄な時間を過ごさないようにしましょう。
胡蝶蘭が観たい場合は、ここか、ボタニックガーデンのORCHID GARDEN、またはフローラルファンタジーという3択(?)になるので、胡蝶蘭目当てで行くならアリかも。
お隣のFlower Domeで唯一惹かれたのはサボテンコーナーでしたが、前述の通り、無料で観られるSun Pavilionの方が規模も大きく、何のためにお金を払ったんだ・・・と。
夜のライトアップショーは絶対に行くべき!
夜になると、ガーデンズバイザベイで一際目立っている、Supertree Groveという人工樹のライトアップショーが観られます。
正式にはOCBC Garden Rhapsody(ガーデン ラプソディー)というらしい?
めちゃくちゃ良かったです。音響が映画館並みに良く、ライトアップも幻想的。
なのに無料で自由に観られます。
YouTubeに動画を上げたのでよろしければご覧ください。↓
旅行予定の方は見ずに楽しみに取っておくのが良いかと思います。
私を信じてぜひ足を運んでみてください。
毎日夜の19:45と20:45から15分弱です。
マリーナベイサンズ下の噴水ショーよりも断然こちらがオススメ。
シンガポール国立博物館
National Museum of Singapore(Google maps)中心地に近いのでかなりアクセスも良。
シンガポールの現在までの歴史が知れるのはもちろんのこと、
大日本帝国が第2次世界大戦でシンガポールに侵略し占領した歴史を、シンガポール側の視点から見ることができます。
ここは人を選ぶかもしれませんが、意義深い経験だったと思います。
中身の展示は全て英語なので、普通に読めますし、
面倒ならGoogleアプリからGoogle Lensを使って翻訳すると非常にラクです。
展示を一言一句読もうとするとかなり時間がかかります。
大きいパネルを追っていくと歴史の流れが理解できるので、
大きいパネル+目に付いて気になったものを追っていくのがオススメの回り方。
やはり見るべきは、SHONANTO(昭南島)と呼ばれる日本占領時代の展示です。
常設展示(Permanent Galleries)の入場料が、大人15ドル、学生と60歳以上が10ドル。
特別展示のチケットも買ってみたのですが、正直常設展示でお腹いっぱいすぎて、必要なかったです。
おすすめローカルフード
バクテー
今回のシンガポール旅行で一番美味しかったもの、バクテー(肉骨茶)。
骨つきの豚肉とニンニクとスパイス(胡椒強め)を煮込んだスープ。
言うなれば、体に優しい二郎系ラーメンのスープって感じ。
右下の揚げパンみたいなの(Dough Fritters)は、油がくどかった。複数人でシェアするならアリかな。
訪れたのはSong Fa Bak Kut Teh(ソンファ バクテー)と言うお店。
シンガポール内にはいくつかチェーン店舗があります。
注文は、座席に座ってから店員さんにQRコードを提示されて読み取り、スマホで(シンガポールでは多い方式)。
料理が届いた時に現金で会計。
スープはたまに店員さんが回ってきて無限におかわりができます。このスープが激うま。
骨はテーブルに置いてある小さなゴミ箱に捨てる方式。
お粥
真真粥品 @ マクスウェルフードセンター(Googleマップ)
”おかゆ???”と思われた方も多いはず。
私も半信半疑でしたが、個人のブログで推されているのをみてチャレンジしてみると異常な美味さでした。
具材のピータンやチキン、魚に加えて、上に乗ったフライドオニオン(?)とネギと、仕上げにかけてくれる胡麻油(?)。特にピータンの塩味がたまに舌で感じられて絶妙な塩加減に仕上がっています。
ただ、千切りの生姜は辛くて少し食べづらかったので、苦手な方は「No ginger」とオーダーしてみると良いかと。
お店の外観は撮り忘れてしまったのですが、中身の具材に関わらずSmallで3.5ドルでした。
「No.4(全部入り), small, please」と単語で注文。
Smallと言いながらも量はかなり多くて半分でも満足できる量でした。
ホーカーと呼ばれる、たくさんの屋台が立ち並んだフードコートのような場所がシンガポールにはたくさんあります。その一つがマクスウェルフードセンター。
フィッシュスープ
漢記(ハンキー フィッシュスープ) @ アモイ・フードコート(Googleマップ)
2階の一番奥のお店。
アモイ・フードコートは上で紹介したマクスウェルフードセンターから歩いてすぐ。
異常に新鮮なのが一口で分かる、プリプリな白身魚の切り身が沢山入ったスープでした。
シンプルな塩味ながらもスパイスが少し効いていて飽きない味。
人気店なので、平日のちょうど開店11時に行っても20分以上並びました。
一番左上の何も入っていないSliced Frish Soupを選びました。SMALLで5ドルですがやはり十分すぎるボリュームです。
並んでいる途中に、店員さんが注文を聞かれてその場で現金で会計し、受け取りの時は何も言わずとも注文した料理を渡してくれました。(メモしているのか、驚異的な記憶力なのか)
他に食べたローカルフード
マクスウェルフードセンター編
有名なチキンライス屋さん、マクスウェルフードセンターにある天天海南鶏飯
普通に美味しい。が、あらゆる媒体で紹介されていたので感動的にうまいと期待した割に…。という程度だった。期待値が高すぎたかもしれない。SMALLで5ドル。食べて損することはないかな。
オイスターケーキとやら。
うーん、可もなく不可もなく。別に食べなくてもいいかな、、。
サトウキビの生搾りジュース。
青臭い自然な味を期待したのだが、ふつうの砂糖っぽい甘さで拍子抜けしてしまった。
特にライム?以外に砂糖的なものは入れていなかったように見えたので、元々こういう味なのか…??
杏仁豆腐やプリンみたいなスイーツ。オリジナルを注文した。ほんのり甘くて大豆の香りがする、新鮮な感じ。まあまあ美味しい。杏仁豆腐が食べたければAlmondもある。
ラクサ (328 カトン ラクサ)
328 Katong Laksa 中心地から少し外れた東部にあるラクサの有名店。
日曜の昼過ぎで20分くらい並んだ。回転は良いので行列でも割とすぐ捌ける。
ラクサは、ココナッツミルクに魚介の旨味が入った、辛いヌードル。
ファーストインプレッションは、魚介の旨味とココナッツの甘みが感じられてとてもおいしかった。
が、私は辛いのが苦手なので、無限に鼻水をかみながら辛味に耐える修行となってしまった。ライムジュースは辛さの中和に必須だった。辛いもの好きなら全然行って損はない。
例によってボリュームはすごいのでSMALLで十分。
Liao Fan Hawker Chan(リャオ・ファン・ホーカー・チャン)
リャオ・ファン・ホーカー・チャンはかつてミシュラン一つ星を取ったお店。
ヌードルに醤油で漬けられた鶏肉とチャーシューをトッピングしたものをオーダー。
麺は非常に美味しい。コシのあるツルツルした超細い中華麺で、タレと合う。
しかし肉は骨が多くて食べづらかったり、硬かったりと微妙。
お店のレビューが少し低いのも納得の品質。値段を考えると少し高いかな。
フルーツ編
フルーツはチョンバルマーケットのようなローカルな市場や、通りに面した屋台で売っています。
バラ売りで少し買いたいなら屋台。市場ではあらかじめ
マンゴスチン
Tiong Bahru Market(チョンバルマーケット)で購入。入口に一番近い果物屋さんが繁盛していたのでそこで。
東南アジア特有のフルーツ。地元の市場で1kg4ドルが相場。
簡単に手で剥けて食べられる。味は甘く、少し酸味が効いていて乳酸系の香り?というのかな。
美味しいけど、感動的ではない。80点くらい。
※周りの皮から出てくる汁は、染料になるくらい強力らしいので服に付かないように注意。水道でこまめに指を洗いながら食べるとラクでした。
イエロードラゴンフルーツ
スーパー(FairPrice)で購入
普通のドラゴンフルーツは日本でもたまに見かけますが、高級な黄色のドラゴンフルーツがあります。
普通のものは1.8ドルくらいなのに対し、こちらは7.45ドル。
普通のものに比べて甘味が強く酸味が少ないです。キウイ系の味が好きならおすすめ。
ドリアン
実は、このシンガポール旅行を決断するきっかけでもあったドリアン。一度食べてみたかった。
しかし、全然好みではなかった。。。
クリーム状の果肉が口全体にねっとりと広がり、それに伴い苦味・エグみも広がる。
初ドリアンなので分からないけれど、おそらく新鮮ではあった。表面が乾燥している感じがなかったので。
D88 Darlingと一番有名な猫山王(MSW)以外の二つは、かなり食べるのもキツかった。
D88は苦味がなく甘味が強い品種のようで、この中では圧倒的においしかった。
猫山王は苦味と甘味が共存しているような味で、クセになる人が居るのはなんとなくわかる。
ただ、1個のドリアンの中でも甘かったり苦かったりするらしいので、統計的に言ってこのサンプル数て不味い美味いとか言えない。しかし、あの味が劇的に美味いと言う感想に転換するとは到底思えないので、もうドリアンは食わないまま一生を終えても良いなと個人的には思っている。
本来なら、
評判の良い店でその場で割ってもらったドリアンを食べるのが良いらしいが(※)、丸一個は高いし(5千円以上)、一人旅行では好みでなかった時のリスクが大きすぎる。と言うことでアラカルトでひとかけずつ食べられるこの店に行ってみた。
※旅行中に調べて見つけた本当に良さそうなドリアンのお店はコンバットドリアン。シンガポール在住の方のブログで紹介されていた。
ランブータン
Tanjong Pagar Plaza Market & Food Centreで購入。
グロテスクな見た目だが、味はライチと同じ味で美味しい。
しかし、種の周りの皮がひっついてきて食べにくいと言う点で、”ライチ食えばよくね?”となってしまう悲しい立ち位置。
※交渉すれば1kgより少ない単位でも買えたもしれないけれど、ローカルな店で英語が通じない雰囲気を感じたので断念してしまった。1kgは多すぎ。
生ライチ
旅行が7月上旬だったので、6月前後の旬が終わりかけでしたが、スーパーでぎりぎり売っていました。日本でも冷凍は出回りますが、生ライチはなかなか食べられません。
今回の旅行で、食べたフルーツで圧倒的に一番おいしかったですね。
甘くてみずみずしく、食べやすい。タイ産ではなく中国産だったので”東南アジア感”はなかったですが…。
750gもあったのを公園で一人食べていましたが、飽きずにバクバク食べられて、これは本当に美味しいんだなと実感。
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