ミニマリスト界では、
「安かろう悪かろうを避ける」
「安いを理由に買わない」
「無条件にこれだ!と感じたものだけを買う」
など、
買い物の指針はよく言われることではありますが、
現代では安くても質が高いものも多いし、
時には、可能性を閉ざさない為に新しい発見に身を晒してみるのも大事でしょう。
さて、あまり具体的な失敗した買い物についての記事は見かけなかったので、
パッと思いついたものをまとめてみました。
バランスが難しい問題ではありますが、皆さまの意思決定の一助となれば幸いです。
①針を使わないホッチキス
ホッチキスのように金属の芯で閉じるのではなく、紙を挟んで圧着して留めるタイプの製品。
芯を補填する必要がなくて、良いんじゃないかと興味本位で思い買ったもの。
ダメなところ
- ページめくりを繰り返すと留めた部分が外れてしまう
- 5枚以上留められない
→結局、金属針のホッチキスの方が、数十枚でも確実に留まるし外れない。しかもコストも安い。ということで無用になってしまいました。。
オススメできるのは「5枚以下で頻繁にページをめくらない」「シュレッターにそのまま掛けたい」という限られたニーズの人だと思います。
②Apple Pencil
※筆記に用いた場合の話です。
購入のきっかけは、大学の授業のPDF資料にiPad上でメモをしようと思ったため。
しかし、どうも使い勝手が悪く、結局プリントして紙に書くスタイルに落ち着きました。
特に、ペンの種類・色の切り替えが面倒。
また視界に入る資料の大きさがiPadの画面サイズに依存するので、ページを横断して見られないのが不便です。一覧性に欠ける。
→iPad Proなら許容範囲かも?
ノートにつけている日記もiPad+Apple Pencilで電子化しようかと思ったのですが、夜に書く日が多いこともあり、ブルーライトがキツイ。
また、筆記でいちばんの難点は、一画一画書くたびにApple Pencilを浮かせないとつなげ字になって読み辛くなってしまうこと。
浮かせようとすると画面とペン先の接触でコツコツと音が鳴るのもマイナス。
やはり紙に書く感覚が好きな人には向きません。
これ以外はリアルの筆記具に比べても遜色のない性能を誇っていると思います。
ですので、合うかどうかは個人の使用環境・感覚次第です。
- ペンの種類・色の切替が面倒
- 書類をページを横断して見るには不便。一覧性がない。
- ブルーライトがきつい
- 意外と重たい
- 一画ごとに浮かせないとつなげ字になってしまう
ー Apple Pencil:20.7g ↔︎ ボールペン:11.4gと倍近い - 資料を電子化して本当に軽くなるのかは状況による
ー iPad mini+Apple Pencil=388g ↔︎ノート1冊+ボールペン=142g
プリンターが手放せない理由。
③プラスチック保存容器・食器
基本的にプラスチック製の容器・調理器具は使わないようにしています。
一人暮らしをはじめた際、とりあえず安いもので済ませた結果、全部買い換えることになりました・・・。
デメリットとして、
- 変形しやすい
- 食品の色素・傷がつきやすい
- (電子レンジが使えないと不便)
※耐熱温度・電子レンジ加熱に関して
ポリプロピレン(PP)の耐熱温度は140℃なので油分が含まれていない限り、電子レンジで沸騰まで加熱しても大丈夫なはずですが、製品によっては低い耐熱温度や電子レンジ不可となっているものもあり、不確定な感じです。
140℃にくっきり臨界点があるというよりグラデーションになっている可能性もあり、そのあたりの未知のリスクを考慮するなら、ガラス製の容器などを使うのが良いと判断しました。
(私は健康オタクな性なのでこんなことを気にしますが、まぁ、大した問題ではないと思います。)
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オススメの保存容器・食器は・・・
料理の保存にはニトリのガラス保存容器を使っています。フタは電子レンジにかけられませんが、本体は電子レンジ・オーブン対応。
- 作り置きをそのままレンジで温めて食べられるので便利。
- グラタンのようなオーブン料理も可。
- フラットな作りなので蓋のパッキン部分まで洗いやすい。
- 値段はサイズごとに300円〜600円と非常に安い。
◎機能とコスパを兼ね備えた優秀な商品です。
ニトリ公式通販サイト↓
耐熱ガラス保存容器 長方形
耐熱ガラス保存容器 正方形
※私のものは古いので、色が変わったようです。
コレール(Corelle)の食器
三層のガラスで作られたアメリカ製の衝撃に強い食器。
我が家ではほぼ全てコレールで統一しています。
床に何度も落としてますが、まず割れません。
(唯一割れてしまったのは、コレールの上にコレールを落としてしまった時でした。)
また、割れないメリットとして洗うときに気を使う必要がない。
多少煩雑に扱っても割れる心配が無いので気がラク。
私の使用頻度が高いのは大ボウル(φ215×60mm)と中ボウル(φ160×50mm)です。
他にもサイズ展開がたくさんあります。
良い値段しますが、見合う価値はあります。
万が一合わなくても需要があるのでメルカリなど中古でも高く売れます。
ニトリや大きいスーパーの店頭で現物が見られますので、ぜひ検討してみてください。
- 落としても割れない
- 軽量&省スペース
- 食洗機・電子レンジ・オーブン対応
- リセール価格が高い
- 無地から花柄までデザイン・サイズの選択肢が豊富
詳細は
コレール公式サイト→商品ラインナップ
コレールのAmazonストア
④合成繊維の寝具(シーツ・布団)
合成繊維のシーツ全てが良くない訳ではありませんが、
毛羽立ちが指の乾燥した皮膚やささくれに引っ掛かると痛いのです・・・。
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今使っているのは、無印良品の麻100%のシーツ。
値段は張りますが、非常に肌触りが良いです。
麻はシワが出来やすい代わりに、水に強く耐久性があります。夏には接触冷感も。
もう一つは、ユニクロのエアリズムシリーズ。
合成繊維メイン(80%ポリエステル、20% キュプラ)ですが、表面がスムースなので問題なく使えています。
ツルツルで気持ちいい肌触りです。
ボックスシーツは最近買ったばかりなので耐久性はまだ未知です。(レビューには毛玉ができるとか)しかし、同じ素材の枕カバーは8ヶ月間、2日に1度ペースで洗濯乾燥しても全く問題ないので大丈夫ではないかと予想しています。
ユニクロ公式サイト→エアリズムボックスシーツ
⑤アウトドア用の椅子
アウトドアブランド Helinoxのアウトドア用折りたたみ椅子。(Helinox ヘリノックス タクティカルサンセットチェア)公式サイト→Helinox Tactical Sunset Chair
ミニマリスト的思考で「椅子をなんとか一つで全てを済ませられないか」と迷走していた時期の購入品。
店頭で試しに小一時間座ってみて、問題がないことを確認して購入しました。
読書や映像鑑賞にはもってこいで、うまく体重が分散して長時間でも辛くなく、リクライニングも効いているので快適です。
折りたたんで収納できるので重荷にならない。
超軽いので移動がラク。
テーブルに向かっての食事や勉強、デスクワークには向きませんでした。
座面が布地なので安定感に欠け、背もたれが効かないので長時間は厳しい。
座面がやや低いのでテーブルの高さに合わないのが不便。
「作業はスタンディングデスクを使い、休むときは椅子」というスタイルでも生活できないことはないのですが、
やはり勉強やPC作業に集中したい時にはしっかりした椅子が必要という結論に至り、今は新しくデスクチェアを導入しています。
スタンディングデスクについてはこちら↓
⑥パーツが多くて洗いにくい水筒
今も使っているTHERMOSのスリムボトル。
ワンタッチで開閉・ロックできる構造なので片手で開けられて、非常に便利ではあるのですが・・・
いかんせんパーツが多くて、分解して洗うのが面倒;
特に使用には問題ないので、壊れるまでは責任を持って使い切るつもりですが、少し後悔の残る買い物です。
それに対して、こちらはHARIO(ハリオ)のスリムボトル。
パーツが「本体と蓋」のみ!
蓋とパッキンが一体化しているので非常に洗いやすく、乾かすときにも水が残る場所がないのでカビる心配がありません。
140mlと少量の水筒なので短時間の外出に最適です。デザインも良し。
⑦縫い目の入ったタオル
画像のような生地が一様ではなく横にラインが入っているようなタオルは、乾燥機にかけると縮んでしまい、使いづらくなります。
必ず生地が一様な作りのタオルを購入することをオススメします。
オススメはやはり「今治タオル」。
初期投資として値段は張りますが、安いものと比べて使い心地と「持ち」を考えると価値があります。
毎日必ず使うものですから、良いものを使った方が気持ちが良いです。
我が家ではコレ。
やや厚めで身体を拭くにも十分な吸水性があって、気に入っています。
⑧マジックテープの折り畳み傘
数年使用している軽量(260g)・UVカットの雨晴兼用折り畳み傘。
夏に日傘として、また降水確率が低い時に使っています。使い心地は軽量で手軽に持ち運べるので素晴らしいのですが、留め具のマジックテープは使用に伴って劣化してしまいます。
安い傘はほとんどがマジックテープなので、商品写真をよく見てスナップのものを選ぶのが良いと思います。昔、マジックテープを修理しようと試みたこともあったのですが、生地の材質的に上手くできないしコストに見合わないので断念しました。
私は一日中雨が降るような日には、大きめの逆折り傘を使い分けています。
やや重い(420g)のが難点なのですが、傘を閉じた時に濡れた面が内側に折り畳まれるので、先っぽを多少拭けばそのままカバンの中にしまうことも可能です。
私は手に何かを持って歩くのがあまり好きではないため、この機能は重宝します。同じ理由から長傘は全く使いません。折り畳む際に手が濡れないというだけでもストレスフリーなのでおすすめです。
夜道で視認されやすいように、縁に車のヘッドライトを反射するテープが付いています。
ミニマリズム的な観点からは「傘を2本も持っているのはどうなんだ」と思われるかもしれませんが、明確な使い分けの理由と一長一短の機能があるので合理的だと思っています。
夏の日傘・突然の雨対策の為に重くて大きい傘を持ち運ぶのは非合理ですし、荷物の軽量化の為に本降りの雨を小さい傘でやり過ごして濡れるのも私は嫌です。
もちろん一つで全てをこなせる折り畳み傘があれば良いですが、逆折り傘の時点で選択肢が限られるので現状では必然的に2本持ちになりそうです。
読者の皆さまのこだわりがあればぜひお聞かせ下さい。
余談ですが男性も日傘を差すことを強くオススメします。日陰に居ながら外を歩くことの快適さを知ってしまうと「なぜこれまでの人生、日傘を差してこなかったのか」と後悔すること必至です。
この記事を読んでいただいてありがとうございます。
新しい/思い出した買い物があれば随時追記していく予定ですので、気に入っていただけた方はSNS等を登録しておいてもらえるとありがたいです。
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